カワウ
日本、ネパール・Taujaha、Chitwan,ケニア・Naivasha
カツオドリ目ウ科
学名:Phalacrocorax carbo
英名:Great Cormorant
カワウに恨みはないのだが・・・真冬になると、決まって玉川に越冬をするために長滞在する。
夏の間は、近くにある大きな相模川で生活する。そこには、下流域にはボラ、中流域にはアユやウグイが多く居るためだ。ところが、これらの魚は冬季になると冬眠する。そこで、カワウは小さな川で越冬するのである。一般的にカワウは1日に500g程度の魚を捕獲する。ボラだと2匹程度の計算になる。ところが、小さな川に棲息するオイカワは約6g。カワウの腹を満たすためには、1羽のカワウは1日に約85匹ものオイカワを食べなければ腹は満たされない。そういう理由で、冬になると近くの玉川にカワウが襲って来て、小魚を蹂躙するのだ。自然界の営みなので、それをもって善悪を問うのは酷というものである。でも、やはり私はカワウが嫌いだ(笑) ネパールに棲息するカワウは日本と亜種は同じだが、ケニアでは全く顔の違うカワウに仰天してしまった。中禅寺湖ではカワウが集団で追い込み漁をする光景を見た事がある。やはり賢い鳥だ